コンテンツ産業は今や、先行き不透明です。
音楽、映画、出版…どれも売上は軒並み下がっています。
そしてつい先日、ギャル雑誌のBLENDAが休刊を発表しました。
今年に入り、egg、小悪魔agehaに続いて3誌目です。
コンテンツ産業は本当に苦しいんだな…と思います。
彼らに未来はあるのでしょうか?
この記事の中で、コンテンツの今後を占うコメントがありました。
以下で引用してみます。
一方で、以前ギャルとして活動していた、女優でタレントの“てんちむ”こと橋本甜歌が、尾崎に対して「もっと言ってしまえばTwitterやインスタで充分だったりして。それでブログも前より見なくなる人が多そうな」と現状にコメント。すると尾崎は「それわかる。発信してても感じてるよね。笑 それぞれの必要性は、雑誌も含め長所としてきっとまだあるんだけどねぇ、今は手軽さ、無料に勝る長所が中々無いね」と自身の考えを発信しあった。
いや、ほんとそれ。
コンテンツは無料で享受する事が当たり前の世の中になってきています。
そして、このコメントにあらわされているように、
無料であってももはや受け取って貰えないという傾向は出てきていると感じます。
なぜか?
単純に無料のものが増えすぎて人々がさばききれないからですよね。
無料の先には有料が待っている事もあります。
そう簡単に無料だからと言って、飛びつかなくなってくるのも、
あながち理解できない事はないなと感じます。
有料コンテンツが売れなくなって、
無料コンテンツが飽和して…
その先にあるのは、体験とコミュニティです。
例えば音楽コンテンツは全てフリーダウンロードになり、
その先の有料ライブが課金モデルになると考えております。
ファッション雑誌の例で言えば、
雑誌はウェブで無料開放し、
その先のファションショー体験や、
展示会イベントへの参加をバックエンドコンテンツにするなどです。
更にその時の様子を写真やDVDなどで販売するといった具合です。
また、コミュニティもコンテンツとして十分成立します。
詳細はまた別の記事で書きますが、
どこまで行っても、人は群れたい生き物なのです。
オンラインではなくオフラインに人を集め、
強固なコミュニティをつくれば、
そこに参加したい人がさらに集まってくる。
そこでイベントを打ち出すことも立派なコンテンツになります。
というわけで、
コンテンツのあり方も今後緩やかに変わってくるでしょうね。